セキュリティエンジニアの仕事で役立つITセキュリティ資格として、情報セキュリティマネジメントが挙げられます。
情報セキュリティマネジメントは、情報処理推進機構(IPA)という経済産業省所管の独立行政法人が行っており、国家資格にあたります。
情報セキュリティに関して基本的な知識を問われ、合格率は六割ほどになっています。
情報処理安全確保支援士というより高度な資格へとステップアップする道も開けています。
ITのセキュリティ資格には、ソフト開発などを行うエンジニア系と仕事場に潜む脆弱性の指摘などを行うマネジメント系とがありますが、情報セキュリティマネジメントはマネジメント系にあたります。
マネジメント系が重要になるのは、最新のセキュリティソフトを撃ち破るような高度な攻撃より、ウィルスが内蔵されたメールを開いてしまうなどの人為的ミスの場合が多いと考えられるからです。
例えば、仮想通貨を奪うといった攻撃は相当な知識と規模で行われているはずですが、そのような攻撃よりも個人のSNSが乗っ取られる被害のほうが多いでしょう。
SNSの乗っ取りにはパスワードを複雑にするなどの対策が挙げられますが、そうしたアドバイスをできるのが情報セキュリティマネジメントという資格です。
情報セキュリティの重要性は高まっており、デジタルデバイスの変化と共にセキュリティソフトも更新されることが必須です。
しかしそれ以上に大事なのは、人為的ミスを減らし、攻撃された際に適切な処置を行うことです。
なお、情報セキュリティマネジメントの試験内容やその他の資格に関する情報なども知りたいのなら、セキュリティエンジニアに適した資格を特集している下記サイトを覗いてみると良いでしょう。
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